東京23区の戸建て住宅価格が過去最高を更新 - 郊外エリアへの需要がシフト

東京23区の戸建て住宅価格が過去最高を更新 - 郊外エリアへの需要がシフト

東京23区における戸建て住宅の平均価格が過去最高を更新した。不動産経済研究所の調査によれば、2025年10月の平均価格は8,500万円に達し、前年同期比で15%上昇した。特に、世田谷区、杉並区、練馬区などの郊外エリアで需要が高まっており、テレワークの普及により、広い住空間を求める家族層が増加している。一方で、都心部の港区や渋谷区では、マンションから戸建てへの住み替え需要が堅調だ。不動産アナリストは「低金利政策の継続と、住宅ローン減税の延長が、戸建て住宅市場を支えている」と分析している。また、最近では、ZEH(ゼロエネルギーハウス)やスマートホーム機能を備えた高性能戸建て住宅が人気を集めており、環境性能と利便性を重視する購入者が増えている。今後、東京都の人口増加と共に、戸建て住宅市場の活況が続くと予測されている。

記事提供
不動産経済研究所
公開日
2025年11月15日